6月第2号 「5月は風遊び」

5月14日 5歳児 「風にのせたら飛ぶねんで!」
 紙飛行機を、フープの輪に通す遊びばかりをしているので、他の面白さにも気付いてほしいと考え、飛距離を比べられるように、子どもたちの身近なものの長さと比べられるように、鯉のぼりの真鯉、緋鯉、子鯉の長さにしるしをつけたラインテープを用意してみた。「これなに?」と興味を示す子どもに、「この黒い線が、お父さん鯉のぼりと同じ長さ。ここまで飛ばせる?」というと「やってみる!」「じゃあ、誰が遠くまで飛ばせるか競争な。」初めは子鯉の長さにも届かない。けれど、何度も繰り返し試しているうちに、「分かった!ふわっと投げなあかんねんや。そうしたら遠くまで飛ぶ。力をぃれると下に落ちるわ。」とコツをつかんだ。「足は、こう(一方を前に出してチョキ)やろ。それでふわっと!」と自分が発見したコツを実践して見せる。すると、うまく風に乗って、すーと遠くまでまで飛び、真鯉を超えた。他の子ども達も加わってくると、「ふわっと投げるねんで、そしたら飛ぶから。」と嬉しそうに気づきを伝えていた。「”きをつけ”で投げると力は言っちゃうもんな。チョキにするとええのかなー。」友達の気づき、共感する声が聞かれた。

「ふわーと投げるねん!」「そしたら風に乗るねん!」