11月第2号 「どんぐり転がし」 

 10月24日 みどり組(5歳児) 「斜面を作りだす。」
  ・・・・段ボールの他にも転がせるものあるかな?と尋ねると、「木とか?」と意見が出ました。テントに使っている木材に、木の板を立てかけて「どんぐり滑り台にしてみる!」と遊び始めた子どもがいます。転がしてみると、すぐによそにそれ、上手く下まで転がりません。すると「壁を作らなあかんな。」と言って、木切れを探しに行き、周りに立て始めました。すると、コースを外れそうになっても壁のおかげで修正され、下まで転がり始めました。「今、いた1枚やけど、もっと長くできひんのかな?」と問いかけてみると、「ひまわり公園の長い滑り台にしようよ!」「ひまわり公園の滑り台なら、高いところから始ま待ってるで。」「じゃあ、スタートをもっと高くしよう。」と大きめの木切れを探して、下に敷き、高さを出し始めました。1枚目の板をさらに高くすることで、2枚目の板にも少し高さを作ることができるようになった様子。しかし、2枚目の板の方を上にのせて繋いでいるので、転がしてみると「あれっ?ここが凹っとしとるから止まってしまう。」と困り顔。板や下に敷いている木片をいろいろ動かせて、上手くいく方法を探ります。「あ!ここもうちょっと高くしたらいいかな。」「なんか探してこようか?」友達とも協力し、試行錯誤する中で上手く転がる組み合わせ方に気づいていきます。「あ!上手く転がった。」「いくで。」嬉しそうに転がして見せます。
 表面的の見えている部分だけでなく、構造を立体的にイマージしながら、いろいろな素材を組み合わせ、あきらめずに考えることを楽しむ姿が素敵でした。